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第99話
「99


遂に99話を迎えた、不定期不安定コラム POMP's Pop。

第1話が始まったのが1999年7月23日。
大雑把に計算すると6日に1回書いていることになる。
ということは、たいしたこと無いか。

他のページは全然更新しないのに、こうやってこのページだけせっせと手を加えているのは、
他でもない
自分のためで、時が経ってふと見たときに「あー」と懐かしむように作られている。

僕は過去の記憶については非常にあやふやで些細なことはほとんど忘れる。
大事なことも、もちろん忘れる。
で、よく怒られたりもしてた。

そんなわけで、色んな書き方をして楽しみ、読み返して懐かしみ、見られて恥ずかしむという、
三段構えのコーナーなのである。
素晴らしい。

けれど、残念なことに読み返してみてもあまり面白くない。
まだ懐かしむには新しすぎるのか。

コラムと謳っている以上、基本的には読み物として面白いほうが好ましいわけで、
ただの日記で終りたくないのである。
だからわざと脚色して後ろ向き具合に下駄を履かせてみたり、
意味もさしてないのに意味深な詩的表現を多用したりしている。

で、どうなの。結局。

・・・。
EGO。良いですわ。ずっと聞いてます。
でもスムース エースの新しいアルバムが気になってみたり。
そんなこんなで脈絡の無い99。

第98話
「アマイ カゲ


今回、僕の心をつかんだのはEGO-WRAPPIN'(エゴ・ラッピン)。
Love Psychedelico → LINKIN PARK と全く正反対なマイブーム推移。
そしてまた正反対です。EGO-WRAPPIN'。

「His choice of shoes is ill !」ちうマキシを購入。
「アマイ カゲ」、「バード」とラスト2曲でもうメロメロです。
この勢いだと、明日にでも「色彩のブルース」を買いに走るカモ。

オススメ。
買いなさい。
今すぐ。
お申し込みはこちら←ウソ

話は変わります。

DreamweaverとFireworksがバージョンアップしまして、昨日製品版が事務所に届きました。
既にトライアル版でうっとりしてたんですが、
(注:僕はソフトウェアバージョンアップヲタクなので、
新機能が多ければ多いほど感じちゃいます。)
ちょうどトライアルの期限が切れるのがその日だったんで、ナイスタイミングな到着でダブルにうっとり。

そして極めつけは、東京国際フォーラムでの新機能紹介セミナー。
思わず夢心地・・・。
(実際、寝てたんですが・・・だって眠いよね。連日の睡眠不足でさ。)

帰りに早稲田で道を間違えてオーバーウォーク。
早大通りってなんかきれいだねぇ。

話は変わります。

今日は危うく事務所に泊まりそうになってしまった。
「泊まれば?」と言われて、「それも良いか」と思う僕はどうなんだ。良いのか?
実際帰っても寝るだけだから、無理して帰ることも無いんだけど。
んで、こうやって帰ってきても、仕事のチェックし忘れたところ思い出してなんかしてるし。
む〜ん。
仕事人間になっちゃいかんのだ。
でも、半分趣味だったらどうだ?
っちゅーか、○○○送れ!ぼけ。
ちゃんと○○しろ!あっぺん!

話は戻ります。

EGO-WRAPPIN'。
行きましょう。

第97.75話
「閑話休題2」

意気地なし。

第97.5話
「閑話休題」

ダメだ。
やっぱやる気でない。
寝ちゃおうかな。

・・・ごめんなさい。
・・・ごめんなさい。
・・・ホントごめんなさい。

第97話
「101112」

ダメすぎる3連休。
そんな生活もアリかなって思えるほど、僕は満たされていない。

今日はちゃんと仕事しようと思ったんだ。
たしかにちょっと寝坊しちゃったけど、ちゃんと事務所に行くつもりだったんだ。
・・・セーターの袖を通すまではね。

・・・。

昨日は物凄く久しぶりにみんなに会ってきた。
一年ぶりくらいの人もいたハズ。
でもみんなそんなに変わってない気がした。
僕は頭が金髪になってたから、ずいぶん笑われちゃったけど。

みんなそれぞれにがんばって生きてるなって思った。
仕事の愚痴も、会社の悪口も、業界の裏事情も、それはそれ。
とにかくみんながんばってるんだって、嬉しく思った。

ふとタバコの話になって、うちは禁煙じゃないよって言ったら「嘘!?」って言われた。

・・・。

・・・で、セーターの袖を通したら、やっぱりあの匂いがしたんだ。
だから僕はそれを着るのをやめることにした。
良く考えたら、家でもできないことないし。仕事。

このセーターも、お気に入りのカシミヤのコートも、みんな全滅だ。
唯一大事にしまってある服、逆に出番が無くてタンスの奥から出てこない。

結局そのまま調子が狂って何もしないまま、時間だけが過ぎたんだ。

・・・。

また一つ、メッセージが届いた。

「うまく言葉にできないけど、読んでるときこころがあったかくなって、ほっとしました。」

そう言われて、そんなあなたが羨ましくて、ただプレッシャーだけが残りました。

僕が作ったものを見て、心がほっとするなんて、こんなありがたいことはないって思ってる。
でもどうして、自分自身の心はどうすることもできないのだろうっていつも思う。

相手に与えるより、自分に与えることのほうがずっと得意だったはずなのに。

そんなんだから、結局ダメすぎる3連休。
一時期結構勢いが戻りつつあって、そろそろイケルって思ってたのに、まだちょっとダメみたい。
そういえば、一年前もこんなこと、あったかもしれない。

どうしたの?
え?おなかすいたの?


第96話
「睡眠日」

「休みなさい」
ト言われたので、休む。
これでもかと言わんばかりに眠る。
ただひたすら、眠る。

電話の鳴る音で目が覚める。
でも出ない。

そういえば昨日、長電話をした。
2時間くらい。

いつも思うのは、なんで僕が聞き役になってのかということ。
でも、良く考えたら、自分のこと、そんなに話したくないし。

大切な人にならなんでも、要らん事まで話し続けて、しまいには呆れられるんだけど。

それでその後、中央線が止まって、よりによって駅で止まったから扉空きっぱなしで。
夜中の12時半にそんなところで30分も止まってるから、
僕はしゃがみ込んで身を縮めてひたすら寒さに耐えて。
吉祥寺でやっぱり終電無くて家まで歩くことになって。

途中、井の頭公園でなんか大声が聞こえるから何かと思ったら、
女の人が男に腕捕まれてて「触らないでよっ!」って大声出してて。
・・・やばいかなって思って近付こうとしたら、どうやらいわゆる男女の痴話喧嘩なだけで、
別になにも心配するようなことでもなさそうで・・・。


女は男の腕を振り解き、走ってその坂を登ってゆく。
残された男は、ただ呆然と彼女の背中を見つめていた。
午前1時30分。
冬の寒さは彼の心まで凍らせようとしていた。



僕は凍えそうで、絶対明日風邪ひいてると思った。
暖かくなりたかったから、早足で家路を急ぐ。
こうやって歩いていていつも思うのは、いつも決まってあのことなんだけど、
それももう、忘れるべきなわけで。

そういえば、つい最近、夢に同じ人が何回も出てた。
でも今日は出なかった。
というか、夢を見なかった。

もう見たくなかった。

LINKIN PARKの「HYBRID THEORY」というアルバムを買った。
僕には少し重すぎるかなって思ったけど、聞いていると胸がスッとするんだ。
なんでかな。
何かフラストレーションが溜まってるのかも。
それいったら、ずいぶん前からたくさん溜まっているんだけど。

ある人が凄く良い事を言ってたんだけど、もう思い出せない。
ちょっとだけ、惜しい気もしたけど、僕にはまだ早すぎるかもしれない。
知りすぎてはいけないことはたくさんあるから。知ると傷つくことだらけだし。
結局、逃げてるだけじゃん。

あ、今日は睡眠日だった。
休まないと怒られるし。
おやすみ。

第95話
「内視鏡」

ご存知の通り、胃のレントゲンで異常が見つかってしまい、
再検査が必要と言われていたのだが、今日がその検査の日だった。

胃カメラなんてそんな気持ち悪いもの絶対嫌だと思っていたのだが、
朝の新宿を歩いていたら、ふと面白いことに気付いた。

異物が喉を通り、内臓を抉る。

・・・。
全く想像のつかない、非日常的なそのシチュエーションに、
僕は思わず、マゾヒスティックな好奇心を抱いてしまったのである。

全く不謹慎な話ではあるが、とにかく初めてのことであるから、
好奇心がうまれてもおかしくないのである。

それにしても、なんで朝っぱらからあの女性はあんな所にしゃがみ込んで泣いているんだろう。
隣の男性が一生懸命慰めている。
これまた日常的で無いシチュエーションに、僕の妄想はどんどん膨らむわけである。
・・・が、決してそれはドラマティックでもなんでもないのだが。

そして、検査が始まる。

予想通り、僕の体験したことの無いものばかりで、思わず高揚してしまう。

良くわからない液体を飲み、
口の中が麻痺するゼリーを口に含み、
今までで一番痛い注射を打ち・・・。

検査の準備段階でもうこれだけ苛められたら、もう大変である。

そしていよいよ診察台へ。

予想に反して非常に硬く大きいマウスピースを口に含むと、
先端から不気味な光を放つそれが僕の体内に侵入してきた。

予想通り気持ち悪く、嘔吐もあったが、思っていたより楽だった。
僕は懸命に画面に映し出される鮮明な自身の内臓を観察した。

・・・非常に興味深い。

途中、器具から水が発射され内部を洗浄してみせたり、
空気を入れて胃を膨らませてみたり、胃液を吸い取ってみせたりと、
内視鏡の素晴らしい機能を堪能させてもらった。

で、結局異常なし。
でも胃炎だから胃に優しい生活をしなさいと言われた。

思っていたよりも早く終了。
注射のせいでなんだかフラフラする。
「ここで30分休んでから帰ってください」
と言われたが早く外の空気が吸いたくて早々に退散。

まだ動き出したばかりの新宿をフラフラと歩きながら、
「面白かったけど、気持ち悪いからもういいや。」
と思う。

第94話
「最近」

最近、凝っているものがありまして、そんなわけで、深夜の晴海に通っている。

深夜の都心はとても穏やかで、それでも眠らない街といわれる通り、
明かりのついたオフィスや、タクシー、トラックの走る姿が数多く見られる。

・・・深夜の晴海でのそれは、他人との接触もほとんど無く、
ただひたすら孤独に自分の中で完結されるのだが、
それだけに集中している瞬間、僕は日常のそれらを全て忘れ、
目の前にある自分の分身だけに意識を集め、無心になれる。

ストレス解消。

というと、なんだか団塊の世代のサラリーマンの典型的な余暇のように聞こえるので嫌だが、
まぁそれと似たところかもしれない。

普段何かと気が散って仕方が無く、どうも集中できない。
何かに無心になって取り組むということが、だんだん減ってきている気がする。
気がつけば、「時を忘れて何かに打ち込む」ようなことも無くなっていた。

・・・・・。

「人前に出て注目を浴びることはある種の麻薬である」


そんな日々の孤独なそれも、定期的に人前に出ることでその成果を確認できる。
昨日はまさにその日だった。
200人以上のギャラリーに埋め尽くされ、場内がある種の独特な雰囲気に包まれたそのとき、
僕はあの頃の僕を思い出す。

あれはきっと、脳内で分泌される麻薬に違いない。

あの頃の僕は、頭の中を真っ白にしてただひたすらに歌っていた。

あれは緊張を通り越した先に見える幻覚かもしれない。
アドレナリンだかドーパミンだかそんな感じのものが大量に分泌され、
普段味わい様の無い高揚感の中で我を忘れる。

そんなあの頃の僕を少しだけ取り戻させてくれる。
そんな気がした。

第93話
「溶ける事無く降り続くこの雪のように(3)」


僕の心に降る雪は、決して溶けることなく、今でも降り続けています・・・。

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覚えていますか?
あなたを始めて責めたあの日。
僕は信じていたものに裏切られた現実と、あなたを愛しているという事実に嘖まれ、
しばらく動くことすらできませんでしたね。
でも本当は気付いていたんです。

あなたが考えていることも、あなたに裏切られることも。

**********************************************************

それは辛い現実でした。
僕は目の前の光景を受け入れることができず、タイミングの悪い自分を呪いました。

あなたの隣にいる人は誰ですか?
あなたの手にしているものは何ですか?

一歩も動くことができず、ただひたすら自問自答しながら、


「全てがこの雪のように白く染まってしまえばイイのに・・・」

とさえ思いました。

**********************************************************

今でも脳裏をよぎります。

手にした金貨を見つめながらシニカルな笑みを浮かべるあなたを。

目が合った瞬間、そのシニカルな笑みは驚きと悲しみの表情を見せ、
気がつけば毅然としたいつものあなたに戻り、僕の横を通り過ぎていきましたね。

僕は喩え様の無い悲しみと、ぶつけ様の無い怒りを体中に感じながら、一人家路に着きました。

「分かったでしょ?あれが本当のワタシ。」

そう言いながら、あなたはすがるような子供の目をしていましたね。

**********************************************************

それは雪の降る夜のことでした。
僕は怒りに任せてあなたを責め、最後に 自分を悔いました。

・・・そして今でも悔いつづけています。


今日も雪は街を森を、そして僕の心を銀色に染め、
決して屈する事の無い、凛として美しいあなたのように
今も僕の心に降り続けています。

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今度は大雪です。
ということで、無理やり第3弾。
週末になると雪が降りますね。

・・・もしかして、来週も・・・?

第92話
「愛ある故、孤独なのだ」

某所で読める十河進さんのコラムが、僕のお気に入り。
毎回、古い映画のストーリーや本を題材に話を進めるのだが、
近頃のテーマが「愛」だとか「孤独」だとかだったりして非常に面白い。
そして、非常に深い。

「孤独を忘れさせてくれるほど、高揚した状態で愛を持続させることはむずかしいからだ。」

・・・非常に深い。

で、僕が、孤独を感じているかといえば、突発的に感じて溜息を吐いたりしてますが、
僕思うに、孤独さえも慣れて麻痺することが人間の素晴らしいところであり、
それでも絶対に拭い去れない孤独をみんなが持っていることも人間の人間らしさでしょうか。

・・・非常に・・・深そうだけどそうでもないな、僕が語ると。

で、「愛は人間を孤独から解放するか?」という命題に対して僕は、
YesともNoとも言えず、もしこれが心理テストの回答用紙であったならば間違いなく、

どちらともいえない。

に、自信を持って○を書くに違いない。

・・・そろそろ出かける時間ですね。
今日はこの辺で。
続きはまたの機会に。

第91話
「溶ける事無く降り続くこの雪のように(2)」



僕の心に降る雪は、決して溶けることなく、今でも降り続けています・・・。

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覚えていますか?
あなたが始めて涙を流したあの日。
僕の心は何かに魅入られたかの如く、あなたに惹きつけられてゆきましたね。
でも本当は怖かったんです。

あなたに惹かれる事も、あなたと恋に落ちる事も。


**********************************************************

それは辛い再会でした。
僕は忘れかけていた感情を抑えきれず、走り出しました。

懐かしい後姿を追いかけ、込み上げてくる期待と不安にさらされながら、

「全てがこの雪と共に止まってしまえばイイのに・・・」

とさえ思いました。

**********************************************************

今でもはっきり覚えています。

振り向いた瞬間に、ほんの一瞬の見せたあなたの笑顔。
それから悲しい目をして僕に微笑んでくれましたね。

僕は気の遠くなるような感覚に襲われ、気がつくとその場で一人立ち竦んでいました。

**********************************************************

それは雪の降る夜のことでした。
僕は霞みがかった記憶を確かめながら、夢じゃないことを祈りました。

・・・そして今でも祈りつづけています。


今日も雪は街を森を、そして僕の心を銀色に染め、
決して消える事の無い、儚く美しいあなたの笑顔のように
今も僕の心に降り続けています。

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また雪が降りましたね。
ということで、第2弾に挑戦してみました。

・・・今度雪が降ったら、どうしよう。困ったな。

第90話
「少しだけ。」

少し眠い。
静かな夜の充電待ち。
冷え込むのは春を迎えるための準備に違いない。

少しダルイ。
もう少し、あともう少しでイケるハズ。
何もできないのは何かを始めるための助走に違いない。

少しキツイ。
今は、今だけはちょっとだけ我慢。
耐えてるんじゃない、僕にその気が無いだけに他ならないのだから。

少し切ない。
瞬間、ふとした瞬間、目の前で霞むシルエット。
でももう大丈夫。

少しだけ、ほんの少しだけ。

でも本当は少しじゃない。