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第172話 「●●」

ココだけの話だが、真面目に納期に間に合う自信が無くなっている。
 *
それもこれも、みんなモチベーションの低下からくるものだ。
焦ればアセル程ドツボにはまるのは、もはや言うまでも無いだろう。
ずっと事務所に篭り、足りないモチベーションをもてあますようにダラダラと過ごしている。
ふと、今年で●●か(●には年齢が入る)と急にしんみりした。
それなりの歳になって、それなりの生活。満たされないのは無いもの強請りの代償か。
 *
不規則な生活の所為で妙に眠くなり、机の下に頭を突っ込む。
そっとかけてもらうタオルケットに小さな幸せ。
人の優しさが身に染みる。
 *
午前3時1分。
画面右下の時計も既に見飽きている。
これが終わったら、全てが一段楽したら、映画を観に行きたい。
観たい映画があるんだ。
 *
それにしても、先の予定が立てられない。スケジューリングは最高に苦手だ。
僕の夏休みは一体いつにすればいいのだろうか?
誰か僕のスケジュールを管理してください。


第171話 「職業病」

午前7時、人波に逆らって家路を急ぐ。
さすがに眠気がピークを迎えると、意識が朦朧としてきて、視点が定まらない。
 *
数日前、事務所にホワイトボードがやってきた。けれど、六角レンチが無いので組み立てられず、僕の睡眠スペースをムダに圧迫していたのだが、今日やっと組み立てに成功した。
こいつは書いたものをそのままプリントできるスグレモノで、だからといって、ウチに本当に必要なのかと聞かれれば、きっと買った本人も疑問なのだろうが、まぁ、とにかく、あたらしモノ好きな僕は嬉しいわけです。
 *
11時、電話に起こされる。こういうときに限って急ぎの仕事がうま〜く入ってくる。
納期は翌日。これが僕の仕事だ。って簡単な仕事なのだが。
 *
出かける支度をしていると電話。父親からだ。
どうも休憩中らしく、暇つぶしにかけてきたらしい。
暇つぶしでも、用事が無くても、家族から連絡が入るのは嬉しいものだ。
話す内容なんていつも通り、大したこと無いのだが、それでもほっとするのは何故だろう。
少し元気になった。
 *
吉祥寺で買い物。
さすが夏休み、人が多い。休日のような賑わいだ。
六角レンチを買って、さっさと事務所に行こうと思ったが、あまりの賑わいに何か買わずにはいられず、中古CDを物色。
・・・。
見つけてしまった。ずっと欲しかったCD。
以前、ここにも書いたと思う。カセットテープでしか持っていなかったPSY-Sの”シグナル”というアルバム。この中の”GIMMICK”という曲が大好きでずっと探していたのだが、CDショップにもネットにもなかったので、半ばあきらめていた。けれど偶然見つけてしまった。
'90年の作品だが、今聞いても新鮮。なぜかこのアルバムを聞いても昔のことを思い出さなく、恐らくあのころはそれほど聞かなかったのだろう。おかげで思い出や映像が浮かばないから余計に新鮮。
当分ヘビーローテーション決定です。
 *
夜になり他の者が帰ると、僕の時間が始まる。
それにしても、また右手の人差し指と中指が腱鞘炎らしく、マウスを持つのが辛い。
休憩を兼ねて、とりあえず完成したホワイトボードに落書
線を書いいて、失敗したと思った瞬間、頭の中でCtrl+Zキーを押せと脳が叫んだ。そんなことできるわけもないのに、体が一瞬ビクッと反応する。その感覚に妙な違和感を感じ、いかに自分がコンピュータに依存しているかがわかった。
何度でも簡単にやり直しが効く。これをコンピュータ以外の場所でも実現できると体が勘違いしている。これからはアンドゥする回数を減らす努力をしようと本気で思った。

本日購入したCD: PSY-S 「SIGNAL」


第170話 「真夜中のコンビニ」

急にコーラが飲みたくなって、僕は真夜中のコンビニに向かった。
 *
一人で過ごす静かな休日。
もともと、一人でどこかへ出かけたりするタイプの人間ではないので、用事が無ければ外へ出ずに静かにしている事が多い。一応、やらなければならない事や、やりたい事は山ほどあるのだが、どうにもやる気が出ず、無駄とも思える微妙な時間を闇雲に消費してみる。
 *
真夜中だというのに人が結構いる。眠らない街。・・・そういえば一応ここも新宿区だ。
コンビニでダイエットコーラを探したがダイエットペプシしかなかった。何故ダイエットかって?それはね・・・。
 *
レンダリングの合間の手持ち無沙汰。普段マシンを遊ばせてばかりいるのに、こういうときに限って、早くしろだの、遅いだの、メモリーが足りないだの文句を言う。僕のPCの使い方は正しい。
それにしても、今日は特に美少女CGしたくない気分。この「美少女」という響きもヤバイ。けれど恐らく僕は「美少女CG作家」と認識されているかもしれない。あなたのその解釈は正しい。
女の子を作るのは全然嫌じゃないし、むしろ洋服やアクセサリーの資料集めをしているときなんか楽しいし、レンダリング後の絵をフォトショップでいじるのも楽しい。けれど、どうもここから先が見えない。これ以上何をするでもなく、ただひたすら同じ事を繰り返すだけのような気がして、そう考えると楽しくない。
 *
母に「ジュースは一日一本」と言われていた時期があったハズだ。多分小さい頃。そしてその感覚は今でも体に染み付いているらしく、昼間に飲んだコーラのせいで、今コーラが飲みたいのに飲めないのだ。
けれど、ダイエットコーラなら糖分ゼロだからOKなんて母に言い訳して飲めるのだ。そういうわけでダイエットコーラなのだ。
 *
道にたむろっている暇そうな人達がいる。昨日は若者が大勢で上半身裸になり馬鹿騒ぎしていた。僕はベランダからなんとなくその風景を眺め、羽目を外していた時代を思い出していた。
別に今でも馬鹿騒ぎは得意だし、酒を飲めば陽気になるが、冷めた目でそういう光景を見ていると、なんだか自分が随分歳を取ってしまったかのような錯覚に陥る。まぁ僕の見た目は老けてるらしいのですが。
 *
無駄とも思える微妙な時間を闇雲に消費しながら、頭の中はその一点に集中していた。どうやってこの状況とこの心理状態を消化し、それを納得できる形でこれからに繋げるか。
いや、そんなに難しく考えていたわけではない。とりあえず前向きにするにはどうすれば良いかを考えていただけだ。
今までは漠然とだがそれなりのビジョンのようなものがあって、それに向かっていたのだが、最近それが何だったのか分からなくなってきた。いや、ずっと迷いつづけていたのかもしれない。迷っていたけれど、それでも方角だけはなんとなく分かっていたというのが正しいか。確かに今でも方角くらいは分かるような気がするが、方角だけではたどり着けないことに焦りを感じているのか、より明確なものを求め始めている。けれどそんなもの簡単に答えが出るはずも無く、結局、無駄とも思える微妙な時間を闇雲に消費するのである。


第169話 「AM4:00」

深夜4時。
僕は夢の途中で目が覚めた。
 *
僕にとって電話という道具は鬼門だ。
たとえば、「後で電話するかもしれない」と言われると、気になってしまい眠りが浅くなる。
後は、非通知の不在着信や、無言の留守電も妙に引っかかってしまい、気持ちが悪くなる。
でも、僕の電話は、基本的には受け専用と化しているので、かかって来るのは嬉しい。
そう、矛盾こそが人間らしさの現れなのである。
 *
線路沿いの畦道を何も考えずに歩いている。
どうして僕はここを歩いているのだろうか?
そういえば、自転車に乗ったあの人がこっちの方に行ったからだったっけ。
 *
ふと線路を見ると人だかりができている。僕は気にする事も無く、無関心に通り過ぎようとした。
次の瞬間、目の前に真っ赤な血に染まった人の映像が現れる。
どうやらあの人だかりは、誰かが死んでしまった現場らしく、なぜか僕の前にその風景が広がり、そして僕はそれでも無関心に前に進んでいる。
 *
目が覚める。
時計を見ると深夜4時。
気持ち悪い夢を見たと溜息をつく。
 *
夢判断では死に関する夢は良い夢であると言われている。
けれど、あんなに鮮明な血の映像を見たところで、良いも悪いもない。
なんて気持ちの悪い目覚めだろう。
 *
ゆっくりと近づく台風の影響だろうか、心なしか風が強くなってきたようだ。
明日は朝から仕事の電話が来るんだった。早起きしなければならない。
僕は電話が来ていない事を確認すると、そのまま2度目の眠りについた。

第168話 「ソフトウェアジャンキー2」

皮肉なもので、ソフトウェアに大枚を叩いている最中に、LightWave 3D Ver.7.0 日本語版の発表があった。
どうやら日本語マニュアルを希望しなければ、先行アップグレードを受け付けるらしく、来月にはもう手に入るらしい。
 *
価格:Ver.6.0/6.5から : 68,040円(消費税込み)
 *
この際だからドングルをUSB版に変更しようと思う。で、11月発売の日本語マニュアルが10,500円。
この世界はお金がかかるようにできている。そしてソフトウェアを新しくすることこそが、僕のモチベーションの向上と、自身のスキルの無さを再認識する大切な機会なのである。これを逃してはいけない。
 *
とかなんとか言ってふと、自分の置かれている状況を見てみると、結局今月も目一杯のスケジュールでプライベートな制作時間を作ることは無理そうだ。
とりあえず、7が届く前に実家に帰っておきたい。


第167話 「ソフトウェアジャンキー」

大枚叩いて購入したあれも、残念ながら今回は採用を見送ることになりそうだ。けれど、今後その方向に業界が動いてゆくことは間違いないだろう。とりあえず僕の環境では少しフライングだったのかもしれない。
 *
未だに左足の痛みが引かない。正直、歩くのにも顔をしかめてしまうくらい痛いのだが、一日のうちで歩く歩数などたかが知れているので我慢している。直りそうで直らないのは、先祖の墓参りを怠ったバチだろうか。
 *
7月末にクライアントから預かっていたポジの返却をすっかり忘れていた。お陰で先方がバイク便を出すことになってしまい、心から反省。
確かあれは非常に納期の短い忙しい仕事で、例の「大至急」と赤字で書かれた封筒に入って僕のところにやってきたポジだった。あの時いくつか(4つ?)の仕事を同時進行させていて、焦っていたんだ。あの時はここの更新も止まっていたはずだ。
けれど、あの時は今より満たされていたかもしれない。皮肉なもので、あれから一ヶ月が経とうとしているが、僕は腐る一方だ。
 *
大枚叩いてお蔵入りになってしまっても、それでも僕のやり方でやれないものかと思い、思わず購入することにしてしまった。今度は295US$。日本の代理店で3万7千とのことだが、商品到着まで10日も待てず。ネットで直に購入した。英語は大の苦手だが気迫でカバー。見事訳のわからん仕組みを乗り越え、無事ダウンロードすることができた。
 *
最近、ネットのクレジット決済を多用するようになってしまった。しかも今回は海外からの購入。信用はしているけれど、安心できず。思わずネットでカード請求額の照会ができるように登録した。とりあえず今のところ訳のわからない請求は無いようだ。
 *
それにしても、実は僕より情緒不安定なのでは?とふと思ってみる。

第166話 「メイム」

まず先に白状しておこう。
ここに僕が何かを書き連ねる事、それは僕の逃避願望の現れであり、現実逃避の第一歩なのである。
 *
今日は時計を買った。某メジャーモデルの型落ち品。展示品なんだからマケてよとせがむが一向に効かず。
もちろんハナっから期待はしてませんでしたが・・・。
 *
疑い出したらキリが無い。そもそもその言葉をそのまま受け止めるには些か不安材料が多すぎる。
疑心暗鬼。疑えば目に鬼を見る。
だからって疑わずにはいられないだろう。それが僕の得意分野なのだから。
ただ、自分の気持ちには正直でありたい。
時々、自分自信をを疑うこともあるが、それは疑っているというよりも、迷っていると言ったほうが正しいかもしれない。
もし それが他人にも当てはまるとしたならば、鬼とはすなわち迷いであると言えるかもしれない。
 *
心深き迷霧。
疑心、暗鬼を生ず。
 *
逃避完了。
仕事に戻る。

第165話 「カタルシス」

少し落ち込んでみる。
そういうときに限って、頼りにしている人はそばにいないものだ。
 *
久しぶりに何も手につかずにただタダ、ディスプレイを見つめていた。
そんな不毛な時期が続いたあの頃を思い出しながら。
 *
人から良く言われる事の一つに、
「歳をとると、若い頃では耐えられないような辛いこと、たくさんあるんだよ。」
というのがある。中身はそれぞれ違うが、ニュアンス的にはだいたいこのような感じだ。
僕は大抵、「今も昔もそんなに変わってないように思います」と言う。
 *
カタルシスが無いと言われ、そうかもしれないと少し納得した。
日々鬱積しているような、日々抑圧されているような・・・。
いや、逆なのかもしれない。
自ら鬱積させ、抑圧しているのかもしれない。
 *
だとすると、そうした状況が続けば心が破綻をきたすはずだが、そういうことはないようだ。
と、考えると、僕にとって自ら鬱積、抑圧することが、僕のカタルシスなのか?などと考える。
・・・馬鹿か、僕は。
 *
大雑把に人の人生というものを考えてみる。
世の中にはいろいろな人がいるはずだ。それぞれの人生の中での辛い出来事は、いつ訪れるのか?歳を追うごとに辛い出来事が順を追って起こるのか?・・・否。そんなことはあり得ない。いつ何が起こるのかなんて分かるはずが無いのだ。
だから、”歳をとると若い頃では耐えがたいような辛い事が起こる”というのはどうかと思うのだ。
そして、僕はこう考える。
 *
過去の記憶は歳を追うごとに霞掛かってぼやけてゆく。近い過去の鮮明な記憶と霞掛かった過去の記憶、もし、時期の異なる2つの同じ度合いの辛い記憶があったとしたならば、よりリアルな記憶のほうが思い出したときに辛く感じる違いない。
そうしたことを繰り返すうちに、いわゆる「歳をとると・・・」という思い込みをしてしまうのではないだろうか。
ただ、歳を追うごとに”耐える力”が増してゆくのは確かなのかもしれない。人は、様々な経験からそれに負けない力をつけ、より強くなることができる。
 *
とりあえず僕に関して言えば、辛い出来事があった過去よりも、やや辛かったり、不満だったりする今の方がずっと問題で、過去のことに関して言えば、それでも乗り越えられた自分が素敵と思うだけで、やっぱり今が問題だったりする。
だから僕は、「今も昔もそんなに変わってないように思います」なのだ。
いつだって未来の自分に思い悩み、現状の物足りなさに鬱積し、なんとなくもがいている。それを繰り返して今まで来ている。そのなかで大変だったことも少なからずあったが、それはそれ、人生、いつ何が起こるか分からないのだ。
 *
世の中にはいろんな人がいて、いろんな話を聞くにつけ、みんな苦労しているなぁと思う。
そして僕は苦労していないと思う。できればこのまま、苦労の無いままに過ごせたらいいと思うが、苦労と引き換えにかけがえの無いものを得られるのだとしたら、是非苦労したい。もし、それで僕がダメになるとしたら、僕はその程度の人間ということだ。
 *
こういう事を考えるときにいつも心の支えにしている言葉がある。
「お前は大器晩成型だから、いつかきっとうまくいくよ。」
昔から、母に言い聞かされてきた言葉。
どんなに焦っていても、うまくいかなくても、失敗しても、くじけても、最後にはうまくいく気がする。以前ここにも書いたかもしれないが、本当にそう思っている。
まだまだうまくいかなくてもイイんだって、そう思えるのは母のお陰だ。
うまくいくか、いかないかという問題ではない。そう思える自信が湧いてくる事こそが大切であり、僕の宝なのだ。
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最近購入したCD:
Michelle Branch 「Spirit Room」
マドンナさんとこのマーヴェリック・レコード所属の18才の新人です。とにかくEVERYWHEREという曲にベタ惚れしてしまったので購入。全体的に聞きやすいです。とかなんとかいいつつ、もう、EVERYWHEREばっかり聞いてるんですが・・・。

元ちとせ 「コトノハ」
奄美大島で島唄を歌い続けていた元ちとせ(ハジメチトセ)の2ndミニアルバム。彼女の歌声、以前某イベントで生で聞いて鳥肌がたったのだけれど、このアルバムも鳥肌ものです。凄くいい。オススメの1枚です。

第164話 「新しいオモチャ」

とりあえずSW3Dの勉強にとりかかってみる。
それにしてもよく分からない。どこから手をつければ良いのやら・・・。
 *
怖くて素直になれないというのは、そもそも何が怖いのか。ということを考えてみる。
難しく考えてみるにつけ、それらは論理的に考えるべきではないということを知る。
そもそも、材料が足り無さすぎるのだ。
 *
子供の頃感じた、新しいオモチャを手に入れた時のような、ワクワクするような感覚。
そういうのがあるような気がしていたのに、どうもそうではないらしい。
年々感覚が鈍ってくるような、並大抵のものでは満足できないような、そういう慣れはゴメンだ。
刺激を増やすことなく、それでいて新鮮な感動をたくさん得るにはどうすれば良いのだろう。
 *
そしてこれを買った。
ナナオの21インチ。馬鹿みたいに重くて、馬鹿でかいけれど、すぐに慣れてしまった。
年々感覚が鈍ってくるような、並大抵のものでは満足できないような、そういう慣れはゴメンだ。
刺激を増やすことなく、それでいて新鮮な感動をたくさん得るにはどうすれば良いのだろう。
 *
とりあえずSW3Dの勉強を続けてみる。

第163話 「SHIBUYA AXは遠い」

今、2本の納品がとりあえず完了した。予定では20日までに上げる予定だったけど、前倒しで頑張ってみた。というか、これからが大変なわけです。ようこそ魅惑の修羅場へ・・・。
 *
・・・どうか僕を支えて、勇気づけてください。
 *
欲しかったソフトがあって、ずっと買おうか悩んでいたのだけれど、思い切って買いました。さてさて、どうなることやら・・・。これがお仕事になってゆく・・・というか、してゆく事が当分の僕の目標の一つです。
 *
午後から最高に体調が悪く、吐き気と戦いながらの作業。終いには床に横になる始末。それでも今日のライブはキャンセルできない。楽しみにしてたから。
周りが仕事しているのに、勝手に寝て、勝手に早上がりする僕。後ろめたさと吐き気を天秤にかけつつ、痛む左足の甲に舌打ちしながら歩く代々木公園。それにしても、SHIBUYA AXは遠い。
 *
吉田直樹、広沢タダシ、斎藤和義、Something ELse出演のイベント、
「男祭り'2001」
・・・。題名から察するにお客さんは女性ばかりかと覚悟したら、本当に女性ばっかだった。一人で行ったので、妙に孤独感に苛まれる。周りに女性しかいない。
・・・。それなら、それで良いじゃない!と思うでしょう?いい匂いが漂ってると思うでしょう?
・・・。残念でした。実際は汗臭かったです。というか、ヒトイキレを無理やり冷房でかき回している感じ。
・・・。とかなんとか言いながら、僕も昨日は事務所に泊まりだったので、風呂入って無いんですが〜。
 *
おかげさまで月1回もしくはそれ以上ライブを観に行く機会に恵まれている僕だが、ほとんど毎回一人で行っている。もちろん一緒に行きたい人には誘ってみるけれど、平日にそうそう時間が取れるわけも無い。
けれど、実は一人で行くのも好きなのだ。というか、よっぽど心開ける人とでないと行っても楽しめない気がするのだ。それなら一人の方が気兼ねなく音楽を楽しめる。ただし、孤独と引き換えに・・・だが。だから親しい友人でもそうそう誘えない。チケット2枚あるのに、毎回一人で行ってしまう。お金を払って観に行くのなら、こんな勿体無いことはできないだろう。
 *
トリのSomething ELseは良かった。あんなに良いとは思わなかった。逆に期待していた広沢タダシのお気に入りの曲、「手のなるほうへ」はイマイチ。1曲目で緊張してるのが手に取るように分かった。でも後半は良かった。ピアノの弾き語りに圧倒。今回のライブも大満足。けれどやっぱりSHIBUYA AXは遠い。
 *
MICHELLE BRANCHのアルバム、入荷が遅れているらしく、お詫びのメールが入っていた。もうどこかのショップで入手できるのだろうか。・・・とかなんとか言いながら、また今日もCDを注文してしまった。しかも3年位前の某サントラ。恥ずかしいので、中身が良かったら紹介することにします。

第162話 「Code Red」

それにしても、Code Redのアタックには困ったものだ。こうやっている今でも執拗に攻撃が加えられている。特に8月頭は酷かった。ルーターが10分おきに止まってた。
そうやってネットワーク上で無尽蔵に増殖するワームを想像すると、僕はそれを創った人を尊敬し、そして罵りたくなる。というか、ワームになりたくなる。増殖を繰り返し、全てを書き換え、また増殖するのだ。
 *
本当の強さとは何か?
強くなりたい。そして守りたい。
 *
仕事の量が増えてしまい自分の作品が作れず。しかも、だからといって儲かっているわけでもなく、うちの会社は大変らしい。僕はといえば、相変わらず自分のペースで好き勝手にやらせてもらっている。実は、稼いでいない張本人は僕自身だったりする。そう、世の中はお盆休みだ。
 *
実家に電話して、9月にならないと帰れそうも無い旨伝える。
「自分のためじゃなくって、お母さんのために帰ってきてよ」
そんなこと言われたら、泣きそうになるじゃないか。ずるいよ。
 *
どうしても髪の毛を何とかしたくって、行きつけの美容室へ。
カットの途中でふと、この前客先で30歳に見られた話をしたら、もっと雰囲気を変えましょうということになり、急遽髪型変更。随分短くなった。若いかどうかは別として、まぁ変化があるのは楽しい。
それから黒毛をブリーチして。そこまでは良かった。実は最後のカラーで大変なことになってしまった。
 *
僕の毛はどうも黄色味が強いらしく、なかなかカラーが乗らず、いつもただの金髪だった。だから今日はいつもより多くくすませたいとリクエストした。
いつもと違う薬と、違う色の薬で染め始める。・・・見る見るうちに危険な色へ・・・。
・・・。
中略。
それから色の修正にかなりの時間を要し、入店から5時間、僕はやっと開放された。
(おかげさまでこんなになりました。※写真上が今まで、下が今回です)
 *
CD色々買ってます。
最近お気に入りの曲は、なんと言ってもMICHELLE BRANCHの「EVERYWHERE」。
彼女のアルバムのUS版が11日発売なので、ネットで予約を入れておいた。サビがしびれます。最高。
それからMUSEの「Hyper Music」とGRAPEVINEの「風待ち」、Bomfunk Mc'sの「FREESTYLER」に広沢タダシの「手のなるほうへ」がイイです。
ちなみに広沢タダシは14日に渋谷AXでライブを観てきます。サムエルや斎藤和義もでるイベント「男祭り’2001」のチケットが運良く手に入ってしまったのだ。
ということで、最近購入のCD:
Muse 「Origin Of Symmetry」
広沢タダシ 「愛の時代」
BRAHMAN 「A FORLORN HOPE」
GRAPEVINE 「CIRCULAT∞R」
Port Of Notes 「Duet With Birds」

第161話 「お金で買えない幸せを」

忙しいフリをして、僕は何をしているのだろうか。
忙しいのに、僕はなんで何もしないのだろうか。
 *
家賃を振込むついでに生活費を・・・と思い、○万おろした。次の日の夜に財布を見たら、ほとんど無くなっていた。
それでも幸せならそれで良いと思った。お金では買えない大切な時間を、至福の時を。幸せだと感じることができるのなら、お金を気にするべきではない。
 *
お仕事はイマイチです。納期が集中するとクオリティが下がる。それを納期のせいにするのはアマである。つまり僕はアマである。しかし、ギャラが発生する時点でプロと呼ぶとしたら、僕はプロである。
僕自身、気分はアマである。自分の作るものに責任を持たない事が多い。調子の良い時はイイ物ができる。調子の悪いときはワルイ物ができる。クオリティを定量化できるのか?それさえ謎だが、とにかく、気分的にそうだから乗ってこないと何も出来ない。扱いにくい人だ。
 *
真夏のスーツは体力を吸い取るように出来ているのかもしれない。
打ち合わせから帰ると脱力感でゲッソリである。昔はこれを毎日着ていたのかと思うと、僕は偉いと思う。いや、毎日着るのが普通なんだろうが。
アルコールが入ったところでダウン。目が覚めると終電の時間を過ぎていた。(*_*)/~とかメールしてみたり。
 *
週末に父親から突然、酒の誘いの電話があった。
なので事務所の近くにある、「高くて、美味しくて、接客がイマイチで、頼んでも全然来なくて、でもやっぱり美味しいお店」に連れて行った。連れて行ったけどおごって貰った。やっぱり頼んでも全然来なかったけど美味しかった。料金は高かったけど、父は安いと言っていた。父は偉大だと思った。
 *
最近、CDがやや不発か。あまりはまるモノが無く、それでもこの曲は凄くイイというのはあるのだが、やはりイマイチで。でも空気公団はイイかも。だんだん良くなってきた。明日1枚買う予定。どうだろう?そういえばHMVのサイトで2枚買ったのだけど、まだ来ない。納期が3〜30営業日というのも随分大雑把な気がするが、まぁ気長に待つとしよう。