第57話
「ボクハイツダッテワスレテナイヨ」
時間が足りない。
色々だらだらやっているせいで、仕事がどんどん先送りだ。
今だってこんなの書いている場合じゃないのに、ふと、思い出した。
僕は忘れていない。
どんなに忙しくても。
夢を夢で終らせるわけ無いじゃん。
いつだってやりたいこと、そしてやるべきことを考えている。
焦る必要なんて全然ないし、かといってのんびり構えているわけでもない。
ただ必死で今をがんばっているだけ。
僕の周りはみんなそうだし、僕もそうしてるつもり。
でもみんなちゃんと一歩先をみてる。
わくわくするね。
今年は凄い夏が来そうだ。
第56話
「台風一過、まぁいっか。」
台風がくるとワクワクする。
大雪が降るとワクワクする。
冷静に考えればとんでもないことだが、少なからず僕はそう思ってしまう。
結局、子供のころ、台風がくれば学校が休みになるというそれだけの理由で
こう感じるようになったのだと思うが、それにしても全くけしからん話だ。
そして台風一過。
久しぶりに素晴らしい青空を見た。
夏の青
また夏が来たのか・・・。
僕は去年の夏、一昨年の夏、一昨々年の夏と、
どれくらい前か分からなくなるまで夏を思い出しながら、
これを繰り返していくことが生きていくことなのだと実感する。
今、少々苦手な類いの制作をしている。
もともとちゃんとした教育を受けていない僕が、付け焼刃で無理やりやっているせいもあってか、
なかなか進まずに、焦りとジレンマでおかしくなりそうだ。
こういうとき僕にできる唯一の手段は、他人の真似である。
誰かに影響を受けてといった次元ではない。完全な真似である。
そこにはオリジナリティのかけらも無く、クリエイティブというより、オペレイティブと言った感じだ。
結局、僕はこの程度なのだろうかと思いつつ、これは僕の領分ではないのだと言い聞かせる。
誰でも初めは他人の真似して身に付けるものだから、
これはこれでいいのだろうが、それにしても悔しいじゃないか。
自分の持ち味で勝負できるようになるには、まだまだ時間が掛かりそうだ。
雲行きはどうだ?
第55話
「つまりは遊び感覚なのです」
おかげさまで忙しくなってきております。
ホント不思議なもので、こういうときに限ってどんどんやることが増えてゆくのはどうしてだろう?
まだゆっくりしていかったような、そうでないような・・・。
でも、お仕事があるということは良い事ですな、きっと。
そしてそういうときに限って色々やりたいこととかあったりして、でもできなくて・・・。
ホント不思議なもんで。
相変わらず夢とか将来のこととか曖昧で、
「どうなっちゃうんだろう、これから・・・」
とか思いつつも何気に良い方向へ進んで行く様はまるで川の流れのようで、
ゆっくり、かつ確実に前進している・・・はずだと自分に言い聞かせつつ。
父から電話。
近況を報告。
しっかし、まさかこうなるとは思わなかっただろうな。
一昨年までは実に順調に、かつごくごく普通に進んできたのに。
去年からはどんどん違う方向へ。自分もどっちに行ってるのかわからずに。
大学時代の友人と一緒に仕事をしていくことになった。
これも非常にビックリな事で、世の中わからんもんだな〜と思いつつ、
あのころと同じノリで楽しくやれたらいいのになぁと思う。
でも仕事なので、遊び感覚でやれない部分てあると思う。
が、僕は遊び感覚で楽しく過ごしていきたいし、そのために去年方向転換したわけで、
つまりは、どうやったら楽しく仕事してお金が貰えるかを物凄く真剣に、
かつ、遊び感覚で模索しているわけです。
・・・なんじゃそりゃ。
遊び感覚っていうとふざけた響きがするけど、中途半端な気持ちでやるってことじゃなくて、
ほら、子供のころ、物凄く真剣に缶蹴りとかやったじゃない?
あのくらい真剣に集中してやりたいのよ。
しかもそれって凄く楽しくて充実してたでしょう?
ああいう感覚でやりたい。
世知辛く複雑な世の中ですが、僕は真剣に遊びたいんです。
第54話
「気持ちのいい日」
今日は2週間ぶりの通院日。
今まで1週間おきに通っていたのだが、少しは良くなって来たのだろうか?
2週間後に来てくださいと言われていたのだ。
日差しが強い。風も強い。
大学病院は相変わらずの人。
今日はいつもより多いかもしれない。
待つこと2時間・・・。
予約を入れてあるので、いつもならすぐに診察してもらえたのだが、
今日はよほど混んでいたのだろう。
僕は5Fから見える景色を眺めたり、患者を観察したり、
看護婦さんを上目遣いで見たりして時間をつぶした。
退屈な時間、無駄な時間。
でもな僕にとっては気が楽だ。
家にいると、何かしなければという強迫観念にとらわれるのだが、
ここではそんなこともない。
何にもしなくていい。
ただここに座って、名前が呼ばれるのを待っていればいいのだ。
やっと順番が回ってきた。
診察にはそれほど時間がかからない。
いつものようにメカメカしい装置で眼球を覗かれた。
「炎症が長引いていますねぇ」
先生は不思議そうに言いながら、資料に目を通す。
とりあえず薬を継続するよう指示され帰された。
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強い日差しの中、僕は歩く。
いつもは車なので家まですぐに着くのだが、今日は徒歩だ。
こうやってボーっと歩いてみると、普段気づかなかったものにたくさん気づく。
とても小さな公園。
とても大きな木。
とても味のあるオヤジ。
馬鹿でかい地主の家。
紺のS13に似合わないエンケイの白のアルミホイール。
結局40分歩いた。
バスという手もあったなぁと家に着いてから気づく。
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吉祥寺へ
今日の僕は行動的だ。
本当は歩き疲れてもう一歩も外へ出たくなかったのだが、
なぜか今日行かなければいけない気がしていた。
井の頭公園を抜けて人ごみの中へ、それを抜けて寂れた町のはずれにある
お店に到着。注文の品を受け取る。
15mmの印鑑。
実印というらしい。
なんだかな〜と思いつつ、役場へ。
役所より、役場が好き。ニュアンス的に。
役場がまた、吉祥寺から遠いでやんの。
今はチャリンコ。風が強い。
途中パルコブックセンターで買ったGraphicsWorldが邪魔。
迷うことなく到着。やればできるもんだ。
もう2年も住んでいるのに、役場に来るのは初めて。
印鑑登録・・・
ふ〜ん。
簡単に手続きできるんだね。
これで僕も・・・って実印があると何ができるんだ?
家に帰る。
やっぱりGWが邪魔。
子猫ちゃんのお出迎え。なんで子猫は「にゃ〜」じゃなくて「みゅ〜」なんだ。
可愛すぎる。
シャワーを浴びてビールを飲む。
SOHO者の密かな優越感。
昼真っから酒飲んで寝る。
病気のことも、仕事のことも、なんもかんも全部忘れて寝る。
第53話
「通り雨、災いの多い時」
血の繋がり
不思議なことに、僕の血筋で病気や怪我が続いている。
僕の目
叔父の腰
従姉妹の骨折
同じ時期に続くのは気持ちが悪い。
たまたまかもしれないが、僕は信心深いので、色々考えてしまう。
母から電話があった。
僕の目の具合が気になるらしい。
とりあえず、治ってはいない。
が、良くなってきている・・・かもしれない。
といったところ。
もうそろそろ目ネタにも飽きたので、そろそろおしまいにしたいのに
そうもいかない模様。
こんなに長引く病気は初めてかもしれない。
電話の向こうでは通り雨が降ってるらしい。
うちは快晴だ。
ちょっと信じられないなと思っていたら、大粒の雨。
こっちにも通り雨がやってきたようだ。
第52話
「疲れてる?その後」
病気は潜んでいなかったらしい。
僕は心から安心した。
例の右目は3週間経った今でも良くない。
おかしくなってから1週間後に、いよいよまずいと感じて眼科へ。
眼科の先生に
「 これはまずいからすぐに大学病院に行って診てもらいなさい。
今から紹介状書きますから。 」
と言われる。
とある大学病院5F眼科。
驚くほどたくさんの人と、どこまでも続いているのではないかと思わせるほどの
長い廊下、大きな受付、案の定僕は迷う。
目が悪いだけのはずなのに、レントゲン、採血、心電図など、
まるで身体検査ばりの内容。 ツベルクリンまでやった。
ようするに目の炎症の原因が他にある可能性があるらしい。
しかも難病が潜んでいる可能性もあるとか・・・。
気の小さい僕は一気にビビって、とりあえずおかあちゃんに電話。
電話の向こうで母は大笑いしている。
僕は少し気が楽になった。
家に帰ってインターネットで自分の病気について調べてみる。
・・・確かに治療法の見つかっていない病気の症状として、僕の目の病気が
記されている・・・。
僕は、さらにビビった。
病院で処方された目薬3つを欠かさず点けている。
1日6回ってなかなかタイミングが難しい。
でもこれがないと治らないので、僕の生活の中で最も優先順位の高いアイテムになっている。
中でも劇薬マークの入っているあの薬をつけるときは少し緊張する。
劇薬つけないと治らない、僕の病気って一体・・・。
母からお見舞いと称して、ダンボール一杯の食料が送られてきた。
ちょっと小さ目のメロンも入っている。
やっぱりお見舞いといえば、バナナかメロンだね。
おかあちゃん、ありがとう。
大学病院で検査を受けてから1週間、不安な日々が続いた。
そして、再び病院へ。
先生はさらっと言った。
「異常はありませんね」
僕は表情を変えずに頷いた。
薬の量を減らして、2本の目薬を1日4回つけることになった。
ついでにあの劇薬マーク入りの薬も点けなくて良いといわれた。
少しは良くなってきているのだろうか。
右目からの視界は相変わらず曇っている。
健康ということの素晴らしさを実感している今月。
第51話
「疲れてる?その2」
心は停滞期だ。
僕はすさんでいる。
そんなこんなで、大人しくしているゴールデンウィーク。
母は実家に帰ってきなさいと言う。
僕も帰りたいなとは思う。
でも帰らない。
右目は相変わらず危険だ。
どうせなら瞳の色が変わるとか髪の毛が金髪になるとかそういう方向で何とかしてほしかった。
これじゃ恥ずかしくてしかたがない。
などといいつつもPCの再セットアップをしたりしている。
ケースを全開にして使っていたので物凄い埃が溜まっていた。
これからくる夏に備えて、心機一転、全部まっさらにした。
ところで、今ごろ気づくのも遅すぎるのだが、UltraDMAのモードって4にしたときに
66なんだね。かれこれ3ヶ月くらいSeagate28GBを33で使ってました(^^;
BIOSで2より上が選べなかったから、これが最高速なのかと思っていた。
でも今回のセットアップでどうもおかしいなぁと思って調べたら、
工場出荷時33で、66で使いたいときはユーティリティで変えなきゃいけないのよ。
うーん。ま、ほっとんど変わんないんだけどさ。
それでさっきそのユーティリティを使うために、
HDD繋ぎ変えたりして色々いじくってたらPCの電源が
入らなくなってしまった・・・。
久しぶりに冷や汗が出てみたり。
でもこういうのも結構慣れっこなので落ち着いて考える。
くだらない接触不良だったりするんだ。たいていの場合。
今、Lightwave6を勉強している。
ちょうど一年前、5.6の時に買ったんだけど、
結局Softimageの勉強で精一杯でほとんど使えなかった。
(・・・もちろんモデラーはメタセコ。メタセコは僕の心の支えです。Ver2.0正式版完成おめでとう!)
5.6の知識がほとんどないからLWユーザーよりは違和感なく覚えられるはずなんだけど、
体にSoftimageが染み付いている。うーん。気持ち悪い、この感じ。
しかも来週から人にSoftimageを教える立場になってしまう僕。
教える本人がLW使ってるってのはどうなんでしょう?しょうがないよね、買えないよあんなの。
LWに新しくHUBちうものがついたのだが、メタセコがメインモデラーな僕にはあまり意味がなかったり。
でもHUBで起動させてみたり。
そんなこんなで話がまとまってませんが、要するに僕は元気じゃないです。
第50話
「疲れてる?」
体は正直だ。
僕は疲れている。
疲れが目にくる辺り、母親によく似ている。
母も疲れがたまると目を真っ赤に充血させていた。
右目が危険だ。
ウサギのように真っ赤で、その真っ赤な眼球によって映し出される映像は
ぼかし(ガウス)した画をスクリーンモードで重ねたかのように白く霞み、
焦点はほとんど合わず、その機能をまったく果たしていない。
本人はそんなに無理をしているとはまったく思っていない。
が、きっと僕の体力というか、生命力が低いからそうなったのだろう。
ちょうどGWにこうなって良かった。
これが納期直前だったら大変だ。
しばらく大人しくしていよう。
第49話
「やっても〜た」
月末です。
請求書を作らないといけません。
実は、前回の請求書で失敗してました。僕。
振り込み口座の番号、一桁抜けてるんです。
口座番号違いませんか?って電話が掛かってきちゃいました(^^;
で、請求書の控えを確認すると・・・。
確かに。
一桁抜けてます。
しかも、その間違った書式で2つ出しちゃってます。
もうひとつの振り込み日が確か10日だから、その前に連絡しなきゃ・・・。
思えば、あれを作った時は徹夜明けで打ち合わせに行く直前に急いで作ったんだ。
そりゃ、間違うわな。
っちゅーか、確認しなさい。確認。
色々つまらないことでつまづいている今日このごろです。
第48話
「夏の匂い」
夜明け前、外に出てみる。
不思議な匂い
懐かしい匂い
夏の匂い。
ここに来てもう2年。
奴とは6年だ。
それにしても不思議だ。
この安心感はどこから来るのだろうか?
1ヶ月先の仕事も決まっていない状況の中で、
妙に落ち着いていられるのは我ながら謎だ。
去年人生が方向を変えたと同時に
神経も麻痺してしまったのかもしれない。
ある人は問う。
「毎日そんなで、楽しい?」
僕は答える。
「ええ。」
信じられないという顔で僕を見る。
でも僕にとっては凄く自然で、当たり前のこと。
やりたいようにやること以外、僕に何が出来るというのか。
ここでも実家と同じ夏の匂いがする。
あの頃夢ばかり見ていた僕は、
夏の匂いがする季節になると不思議と心が躍った。
夏の匂いがする。
夢見る僕の残像が見える。
第47話
「デスマッチ」
例によって突然仕事が舞い込み、案の定納期がギリギリなわけで・・・。
などとブーブー言いながらもやっぱり引き受けてしまう。
だって、もったいないじゃんよ。
結局、昼間打ち合わせ、夜作業、朝納品という超効率的スケジュール・・・?
とりあえず、体力勝負な気がしてきた。
3日間半徹でがんばってみた。
偉いなぁ、僕。
でも、そんな合間にも友人とご飯を食べに行ったり、映画を見たりした。
・・・そんなことするなって?ダメダメ、そっちは先に予定してたんだから。
これからはちゃんと予定通りにやるです。
もっとしっかりするです。
で、極めつけは「デスマッチセミナー」。
そういう名前のセミナーに参加した。
8時間耐久セミナー(笑)
さすがに途中で記憶がぶっ飛んだけど、要点は押さえてきたつもり。
うん。勉強になった。
偉いなぁ、僕。
トイストーリー2観た。
真面目に泣きそうになった。
凄いよ、凄いよ。
一応子供向け映画なので、館内の半分くらいはお子様だったんだけど、
面白いくらいに、反応がわかりやすいんです。
映画って、途中、中だるみというか、飽きちゃうところってあるじゃないですか。
そういうところになると、もう面白いくらいに子供たちが騒ぎ出します。
やれ、トイレだ、おなか空いただ、喉が渇いただと。
それが、終盤の盛り上がるところに差し掛かると、
もう、びっくりするほど静かに見てます。
噛り付くように画面を見つめてます。
子供は素直だねぇ。
おぢさんには良く分からないよ。
大人だなぁ、僕。
第46話
「懐かしい人、恥ずかしい人」
緊張していた。
どの部分が使われるのか全然知らされてなかったし、誰が見るかも分からない。
凄く緊張して顔が引き攣らせながら喋ったあの時の記憶が蘇る。
でも、実際見てみるとそんなにたいしたこと無かった。
普段見ているような感覚で見ることができた。
終わってからすぐに、前の会社の同期の人から電話が掛かってきた。
「今、偶然見てびっくりしたよ」
わざわざ電話までしてくれるなんて嬉しかった。
確かにいきなり知ってる人が登場したらびっくりするでしょう。
その後、大学の後輩からもメールが来た。
僕のことを知っている人って世の中にそんなに多くはいないと思うけど、
知っている人はちゃんと僕のことを思い出してくれるんだ。
それがもう何年も会ってない人でもちゃんとその人の中に僕がいる。
僕の中にも今まで会った人達の記憶がある。
だからって別に今の生活が変るわけでも何でもないわけで。
結局恥ずかしいだけなのかなとか思ってみたり。
でも嬉しかったのは、今日母から電話があったこと。
「見たよ、顔ひきつってたねぇ〜」
恥ずかしかったけど、自分がこうして生きていることを実感し、
確認してもらえたのは良いことかな。
いつものように「ちゃんと食べて、運動して・・・」って言われた。
これから僕がやっていこうと思っていることを理解してもらえた。
また春が来た。
今までとは違う新しい春が来た。
そう思った。
第45話
「こんなときに・・・」
凄く久しぶりに東横線に乗っている。
凄く久しぶりに横浜に行く。
今日も今日とてお仕事の打ち合わせ。
目指すは近くに横浜スタジアムのある関内駅。
順調に走る電車、いや、それも先程までのこと・・・。
「日吉駅にて保安機故障のためしばらく・・・」
電車は止まった。
電車はぴくりとも動かない。
僕は時計を見ながら約束の6時まで後何分あるのか確認した。
何度も、何度も確認した。
「日吉駅にて保安機故障のためしばらく・・・」
しばらく待てってどのくらい待てばいいんだ?
こんなに人のいっぱいいる狭い空間に立たされたまま一歩も動けない僕は、
久しぶりに挫けそうになった。
500メートルくらい動いた。
そして止まった。
時計を見ると6時になっていた。
人がいっぱいいるしかも電車の中で電話を掛けるのはとても嫌だったが、
これはもう緊急事態である。先方に事情を説明せねば・・・。
僕はちっちゃくなって小声で電話をした。
先方はとりあえず7時まで待ってくれるということで一安心。
日吉駅にやっとついた。
そして止まった。
7時までには着くだろうと思った僕が甘かった。
結局到着したのは7時半。
汗をかきつつ打ち合わせ。
帰りの電車は至極順調、快調、絶好調。
こんな恨めしいことって・・・。
家に着いたら疲れがどっと押し寄せてきてダウン。
今日はついてなかった。
第44話
「Night Trainではありません」
忙しい。
なぜか忙しい。
徹夜明けで辛かったけどがんばって打ち合わせに行く。
東京駅の大丸の中二階にある喫茶店で待ち合わせ。
1,2時間で終わると思っていたのに、結局6時間もかかってしまった。
そのあと八重洲ブックセンターでWinGraphicをチェック。
このサイトを紹介していただけるということで、楽しみにしていたのに、
テキストで2行だけだった。がっくし。
( ・・・贅沢言っちゃいけません)
1,400円もするから買おうか迷った。真面目に。
でも結局買っちゃった。
うーん、Meta-Pov本の方は写真入だったから、あれを買っておけば良かったか?
家に帰って作業、作業。
眠いじゃんよ。
・・・やりたいこと(ムービー制作)があるのに、なかなか手をつけられません。
んでも、生きていくためには働かないと・・・。
今日、いよいよ駄目だと思って寝る。
ほとんどフテ寝(笑)
そしたら電話が掛かってきた。
Night Rainです。と言ったらNight Trainですね?と言われた。
はい、そうです。とそのまま流そうかと思ったけどやめた。
寝過ぎて起きたら焼き肉をご馳走してもらえることになり、天にも昇る心地。
お金があるとこんなものが食べられるのねぇ・・・としみじみ感じてみたり。
・・・ってか、ここ描く暇あったら作業しなさい、作業!
第43話
「風邪と仕事と雨と僕」
見事に風邪をこじらせて、大変でした。
旅行の疲れとか気苦労(^^;とかのせいですかね?
あ、でももう随分良くなりました。
で、最近何をしているかというと、お仕事を探しています。
真面目に悩んでいたんです。就職するかどうか。
でも結局やめました。
良く考えたらもう随分前から、そう、大学時代から考えてたんです。
家で仕事できたらいいなって。
きっとその思いが一年前、僕に会社を辞める決心をさせたのだと思います。
そんなこんなで地道に仕事探しをしている訳ですが、世の中そんなに甘くはない訳で、
そうホイホイ仕事を取れるわきゃないのです。
そんな事は初めから分かっていたので、さして気にもならないのですがー。
生活していかなければならないので、何とかしなければいけない訳で・・・。
どうなることやら・・・。先が思いやられますな。
でもとりあえずもっと修行しないと駄目なので、
お金もうけなんか考えないでスキルアップすることだけ考るのです。
第42話
「日光江戸村来てちょんまげ」
一泊二日の温泉旅行に連れていってもらった。
いろは坂、東照宮、小学校の修学旅行以来だ。
けれど、あの頃のことなんてほとんど覚えていないから、見るもの全てが新鮮だった。
真冬の奥日光はとても寒く、
僕らは背筋を丸くしながら観光を楽しんだ。
で、結局一番良かったのは温泉だった。
鼻をつく硫黄の香りと湯けむりでまっしろになった視界を楽しみながら、
ぼーっと時間を忘れて湯に浸かっていた。
色々なことを考えた。
これからのこと、いままでのこと、やりたいこと、やりたくないこと。
家族のこと、猫のこと、自分のこと、恋人のこと。
お金のこと、才能のこと、仕事のこと、人生のこと。
・・・どこで考えても結局同じことで、答えもわからず取り止めも無くただ考えて・・・。
でもとても気持ちが良かった。温泉がこんなに気持ちが良いなんて知らなかった。
少し歳を取ったのかなと思った。
そうして僕は、計3回お風呂に入った。
翌日。
にゃんまげに会いに行った。
みんなはここぞとばかりに飛びついていたけど、僕は飛びつかなかった。
でも本当は飛びつきたかった。
第41話
「そんな納期って!?」
今日は大変だった。
一昨日朝、徹夜明けで家に帰ってメールをチェックしてみるとお仕事のメールが入っていた。
どこまでも限りなくお金に困っているらしい僕は、速効で引き受ける旨のメールを送った。
どうも向こうでは人手が足りないらしく担当者も相当テンパってるらしい。
そして何気に納期は翌日14時らしい。でもどこまでも限りなくお金に困っている僕は、
そんなことは気合でなんとかするつもりでいたらしい。
・・・世の中には気合だけでは乗り越えられない何かがあるらしい。
(そろそろ「らしい」はやめましょう)
向こうから送られてくるはずの部品のデータが来ない。
夜寝ないで作業すれば余裕でしょ〜なんて思ってた僕は少しだけ冷や汗をかいてみる。
翌朝
一本の電話。
どうやら向こうのメールサーバーが落ちていたらしく、データが送れなかったとのこと。
・・・そのあと何とかデータが到着した時点で、残り時間4時間と30分。
でも、こういう時になぜか落ち着いて物思いに耽ったりしちゃう自分ってステキ。
クオリティーをそこそこに押さえて作業。ちょうど14時に出来上がる。
ということで完成。送信。
お代の請求書類の作成。
おしまい。
ご苦労様。
ふぅ。
助かった。
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