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第30話
「どこへ向かおうとしているのだろう。」

僕は一体、どこへ向かおうとしているのだろうか。
こうやってだらだらと日々を過ごしているうちに、
ヤバイ状況に置かれている自分に気づくことも少なくなってきた。

時間ばかり過ぎるのが早くて。

焦ることも慣れてしまったのか、焦ることに飽きてしまったのか。
最近の僕は存分にのんびりしている。

きっと何とかなる、誰かが何とかしてくれる。

この確信に近い思いはどこから出てくるのか。これが現実逃避なのか。

ため息の数が多い。
考え事をしているふりで、何も考えずぼーっとしていることが多い。

僕は一体、どこへ向かおうとしているのだろうか。
きっとどこへも向かおうとはしていないんだ。

第29話
「帰郷3」

再び実家へ・・・。

最近、頻繁に実家に帰るようになってきた。
理由は父の働いている会社のコンピュータの調子を見るため。

そこでも遂にインターネットを始めることになったそうで、その立ち上げのお手伝い。
僕の組んだ少々癖のある激安P!!!500マシンがメインマシン。

秋葉原で買った「ジャンクパーツ返品不可」の1000円のISAモデムが大活躍だ。

インターネットは初めてという人々にとって、メールや自社サイトの存在というのは
どんなイメージがあるのだろう。インターネットが流行り出したあの頃のように
「インターネットは凄いぞ」
って勘違いしたりするのだろうか。

結局Webも他の広告媒体となんら変わらず、ページを作って置いておくだけじゃ駄目だ。
きっとお客さんは誰もこない。

さて、どうやってこのサイトのHit数を伸ばすか。
しかもそれが会社の利益につながらなければ意味が無い。

今はまだ趣味の延長的に始めているけど、やるからには良いものを作らにゃ。
このサイトの作成をある程度任せてもらえるようなので、がんばりたい。

・・・と言うのはどうだろう?また本業がおろそかになってしまうではないか〜。

でも、実は僕は一時期、まじめにフリーのWebデザイナーになりたかった時期があった。
その時色々勉強したけど、やっぱりデザインのことよく分からなかった。

うーん。就職どうしよう。

仕事、何しよう。

第28話
「誕生日を祝う人々」

世田谷のとあるレストラン。
僕は眺めの悪い、そのくせやけに大きく採られている窓の際で満腹感に浸り、
こんな幸せなことはそうそうないなと感じていた。

5人ほどの店員が列になってこちらへやってくる。

目の前にはショートケーキ。

1本の蝋燭。

店員は一言。
「下のお名前を教えていただけますか?」

僕は素直に答える。

店員は大きな声で言う。

「○○さんでお願いします。」

そして5人の店員が歌うハッピーバースデーの歌。

店内の全ての人がこちらに注目する。
手拍子は店内に響き渡り、僕は恥ずかしくて身を小さくする。

一本の蝋燭の火を消すと、僕は小さい頃の風景を思い出した。

第27話
「ベッドで眠ることを拒む僕とベッドで寝ろと怒る君」

僕はベッドで眠らない。

ベッドで眠るとあまりの気持ちよさに起きることができなくなるから。

君はこたつで眠らない。

こたつで眠ると風邪をひくから。

僕はずっとこたつの中で眠っている。

すぐに目が覚めるから。

君はずっとベッドの中で眠っている。

いつまでも眠っていられるから。

眠りたくないと夜通し起き続けて、朝がくると気絶したようにこたつに入る。

気分悪くなってこたつから起き出すと、また知らぬ間に夜がやってくる。

僕はベッドで眠らない。

ベッドで眠るとあまりの気持ちよさに起きることができなくなるから。

僕はベッドで眠らない。

君のためにこのベッドをあけておかなくてはならないから。

第26話
「煙草」

亀井さん、駄目だったみたいですね。

僕は煙草が大の苦手なので、煙草がいくら増税になっても全く影響が無く、むしろ僕にとっては歓迎なくらいだ。周りから煙が無くなったらもう少し良い気持ちでいられるのに。

でも全国ん千万の愛煙家の皆様にとっちゃとんでもない話で・・・。

なんでこう世の中っちゅーものはあっちを立てればこっちが立たずなんですかね。
みんなで幸せになれないものか。

と、言いつつ思い出した。
僕は生まれてこのかた一度も、一口も煙草を吸ったことが無い。
思えば中学、高校時代、周りがそれを始め出したのを見るにつけて、どこが良いのか理解できずにいた。
流行りモノを毛嫌いする体質があったりするので、余計に、カタクナに拒んできた。
でも、お陰で随分損してきた気がする。

周りにいるだけで好きでもない煙を吸わなければならない。
煙草好きで自分も吸っていればこんなの全然気にならないのに。

ま、そんなことどうでもいいや。嫌なら避ければいいんだし。

第25話
「夜光虫」

ずっと家に閉じこもっている。

そして昼間眠り、夜はずっと起きている。

すっかりおかしくなってしまった僕は、気分転換に誕生日におねだりするモノを無駄に考えてみる。

本当に欲しいものって無いと思いませんか?

ずっとそう感じています。

豊かさとはこういうことですかね。
満たされてませんね。僕は。

第24話
「帰郷2」

この1週間は何かと忙しかった。
親父に頼まれたパソコンの組み立てとか、それを持って実家に帰ってみたらちゃんと動かなくって大変だったりとか。

それでもやっぱり実家は良いわけで、飯がうまいのが何よりの幸せだったり。

親父がくれた仕事のおかげで少しだけお金が入った。
そのお金で自分のマシンのメモリとハードディスクを増設してみた。
でも、ATA66にするとNT上でうまく認識させることができなくって断念。
これのせいで何日かメールを見ることもできなかった。
パソコンには謎が多いですな。

先月はあまりにもお金が無くって本当に年が越せるのか心配していたのだが、
なんとかなりそうなのでほっとしている。
ちなみに前の会社からもらった仕事のギャラは来年1月中旬の振り込み予定。
はじめはこれを当てにしていたので、年越しが危険だった。

そんでもって、親父の方でもうひと仕事貰えそうだ。
でも今回はネットワーク絡みなので難しそう。
2km離れたところと内線電話でネットワークを組むって、これまた大胆な発想。
処理的には全然たいしたことしなくていいらしいけど、何しろ僕はDB関係に滅法弱いので、
(それ以外もだめですけど)
どうやってやるのか謎は深まるばかりで。

・・・本業が相当おろそかになってきている模様。
こんなんじゃ就職できそうにないや。

第23話
「帰郷」

運転免許の更新時期が来た。
つまり、僕の誕生日がもうすぐ来ると言う事だ。
・・・誕生日についてはさて置き、僕は実家に帰ったのだ。

帰郷なんていうほど遠くでも、田舎でもない実家だが、
しばらく帰ってないとなんだか寂しくなってみたり、恋しくなってみたり。

実家で飼い始めた小猫が随分と大きくなっていた。
親父が庭に立派な温室を建てていた。
妹は仕事で随分と出世していた。
母は相変わらず明るかった。

ご飯が美味しかった。
気温が東京より2〜3度低かった。
最寄りの警察で免許を即日交付できるようになっていた。
髪の毛をばっさり切った。
「女の子みたいだね」って言われた。

炬燵を出すの手伝った。
相当使い込んでいる掃除機を直してあげた。
柿をたくさん食べた。
庭の柿の木にはまだまだたくさん柿がなっていた。

食料を大量に買ってもらった。
親父が作った大根がうまかった。

第22話
「買うべきか?」

ちょっとだけ秋葉原行きました。
CD-Rメディアを買うのと、Agostoの最新号を買うため。

メディアはどこで買うか。
やっぱり「ドラゴン」ですかね。
マニア?の間では結構有名かも。
凄く狭い店内にひたすらメディアが積み上げられている。

前回は安さに惹かれて、韓国だか台湾の"Megadata"というブランドの
怪しげなメディアを買ってみたんだけど、いまいち信用できないみたい。
初めて書き込み失敗しました。
というより、メディアがもともと不良だったらしく、裏見たら変なシミみたいなのがあって、
たぶんそのせいでしょう。・・・書き込みテストしないで焼いた僕も悪いんだけど。

・・・ということで、今回はブランドものにします。
太陽誘電、三井あたりが良いらしいけど、Maxelにしておきました。
そこそこ安かったから。(10枚で1100円)
10枚900円のMegadataさんもあったのですがー・・・やめておきます(^^;
なんだか色素が薄いのもちょっと心配だったり。
と言いつつ、本当は良く分かってないんだけどね。

Laoxコンピュータ館1Fで立ち読み。
Agostoを隅からすみまで見た。
表紙にもなっているStoneさんの作品、色っぽいね〜。凄いや。
Hidさんのもうまいぞ。しかもHidさんのサイトのモデリング講座には
もう何十回って足を運んでいますね。ホント素晴らしい。
なんか次元が違うんだよな〜。もっと精進しないと。

・・・で、結局Agostoは買いませんでした。
知っている事が多かったから。
これからは自分で技法を編み出していくからいいんだもん。
決して、お金が無いから買わないんじゃないんだもん。

(いや、お金無いんです。)

第21話
「come out」

音楽のお勉強でもしてみますか。

Steave Reichの1966年の作品、
「come out」
これを聞いて感動したり心を動かされたりする人はいるのでしょうか?
それとも僕の好みから外れているからなんとも思わないのか。
いや、そもそもそういう趣旨で作った作品ではないのかもしれない。
テープをひたすら切り張りして編集した行為そのものが素晴らしいのか。
あの時代にあの音が作れた事はよほどセンセーショナルな事だったのでしょうね。

ミニマルは聴くとハマルって言いますけど、僕はあんまり興味ないみたいです。

スティーブ ヴァイのインディーズ時代の作品、題名忘れました。
しゃべっている人の音程をそのままギターで真似してる。
凄くうまい。感心。でも感動はしない。
絶対音感だそうで。
センスとか才能とか、そういうたぐいのモノはずるいですね。

そういえば、僕、はじめて教授の"戦場のメリークリスマス"のオリジナルを聴きました(^^;
やっぱり良いですね。カッコイイや。
以前、どこかでピアノバージョンをちょっとだけ聴いた事ありますけど、
あれとはまた違う、アナログシンセの"味"みたいなものがあるような。

とかなんとか色々言ってみましたけど、本当は全然詳しくないです。