メタセコ知恵袋その9〜曲面の分割数=1の使い方
はい、年の瀬(笑)
みなさん、今年一年を振り返っていますか?どんなメタセコライフを過ごしたでしょうか?
メタセコイアにとって今年一年、特に後半の半年は実に大躍進の年だったと思います。
この半年でメタセコイアの虜になった方もさぞ多いことでしょう。
かく言う僕も今年は本当に色々ありまして、人生を方向転換したとでも言いましょうか・・・。
(あ、僕の話はいりませんね)
そんな訳で、今回も張り切っていきましょう!
メタセコモデリングにおいて曲面化は非常に使用頻度の高い部分だと思います。
そこで今回は曲面化の非常にマニアックな(というか知ってても役に立たない^^;)使い方を一つ。
曲面化する際、曲面の分割数を指定しますね。デフォルトでは4になっていると思います。
みなさんいくつくらいでモデリングしていますか?2、3、4?・・・16?(んな奴はいない)
あ、あれ?1の人はいませんねぇ(・・・わざとらしいぞ)
そうです、曲面の分割数を1にする人はほとんどいないと思います。だって分割されませんものね。
でも、これも使い方によっては有効だったりします。
さて、ここにメタセコ初心者の関西人がいます(笑)
一生懸命モデリングして、やっと形ができました・・・。
図1.や、やっとできたでぇ。
でも、視点をぐりぐり回しながらポイントを移動していったため、ポイントの並びにばらつきがあります。
さてどうしよう・・・。
・・・ということで、ここで曲面の分割数を1にしてみましょう。
設定方法は分かりますよね?
図2.曲面の分割数を1に
そしてこれをフリーズしましょう!
オブジェクト>曲面、ミラーのフリーズです。
図3.固めています
そうするとこうなります。
図4.固まった
これを再び曲面化して、もとの形と比べてみることにします。下の二つを見比べてください。
図5.分割数1でフリーズしたものを再び曲面化したもの(上)と、もとの形(下)
これで分かりましたでしょうか?分割数1を使うことによって、ポイントの流れをスムースにすることができるのです。
今回は四角形を崩した形でしたから、この効果をあまり実感できないかも知れません。
しかしこれが有機的な形状(顔、手、クリーチャー、その他複雑な形状)であった場合、
面をなめらかにしたいと感じたら試しに使って見てください。
但し、注意すべきことがあります。
見てもらえば分かるように、分割したものをフリーズすると大きさが少し小さくなります。
つまり、よりなめらかにしたいからといって何度も分割数1でフリーズすると、
その度に大きさが小さくなって行きます。(その度に拡大してあげればいいんですが〜)
うを〜、今回もマニアックな知恵袋!これでこそ、メタセコゴーゴー・・・。
と言うことで、番外編、行ってみよ〜!
〜番外編〜
「こんなプラグイン、知ってますか?」
実は過去にこんなプラグインが搭載されていたのを、皆さんご存知でしょうか・・・?
名前は"Measure length of lines"といいます。
図6.このプラグインです
その名の通り、メジャーです。辺の長さを教えてれます。
では、実際に使ってみます。
1.まずはセッティング。クマちゃん1とクマちゃん2の距離を測ります。二人の間に板ポリを一枚置いて、辺を選択。
図7.右のクマがクマちゃん1、左のクマがクマちゃん2です。お間違えの無いよう(笑)
2. "Measure length of lines"を実行。結果はこうなりました。
図8.あぁ、クマちゃん達、416.37も離れているのね・・・
ということで、長さが分かりました。
このプラグイン、搭載されたのはおそらく1回だけなのではないかと記憶してます。
(このプラグインを見つけ出すために、僕の持っている過去のベータ版を全て解凍しました^^;)
持っている方は、せっかくですので、使ってみてはどうでしょう?
〜番外編その2 「ご挨拶」〜
これにて、本年のメタセコゴーゴーは終了です。
皆様方のメールや掲示板への書き込みに支えられて、なんとかここまでやってこれました(大袈裟)
来年もメタセコイア、メタセコユーザーの皆様、そして何と言っても僕自身にとって(^^;良い年であることを祈って。
それでは皆さん、良いお年を〜
1999.12.28 POMP
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