ペタペタと小気味良い音を立てて僕を追い越していく。
少し走っては振り返り、そしてまた走って。
僕には見ることのできない何かを見つけ、夢中で追いかける。
ペタペタと乾いた音が心地良いリズムと共に遠のいてゆく。
少し走っては止まり、そしてまた走って。