冷たい風が突き刺さるように僕の体を突き抜けてゆく。
凍える指で押し込むシャッターは今日も乾いた音を立てて
何事も無かったかのように雑踏を切り抜いてゆく。
僕はただただそれを繰り返す。
ただひたすらにそれを繰り返す。