今にも壊れそうな階段を何の不安も無く無関心にただ登る僕等。
見せかけの安らぎと偽者の豊かさは背中の荷物を無駄に増やし続け、
それを誇らしげに見せ付ける者はもう一歩も動くことは出来ない。
目指した明日という出口はすぐさま昨日という入り口に変わり、
ただ繰り返すだけの日々は徐々にその体を蝕んでゆく。
背中の荷物を捨て去り足元を見よ。そして出口を探せ。